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ラサで起きた抗議デモ

新華社電を伝える時事ドットコムの記事↓。

2008/03/15-10:37 警官隊が威嚇発砲=当局者「暴動はダライ派の策動」-チベット
 【北京15日時事】中国西部チベット自治区のラサで14日起きた大規模な抗議デモで、ラサ発の新華社電は15日、デモ鎮圧のため警官隊が威嚇発砲し、催涙弾を使用したことを確認した。騒ぎは14日夜に下火になったが、警官隊が一部を封鎖し、厳重な警戒態勢を敷いていると伝えた。また、同自治区当局者は15日未明、「ダライ・ラマ(14世)派が組織、計画したもので、十分な証拠がある」との見解を示した。
 新華社電によると、自治区当局者は「関係部門が法に基づき効果的な措置を取り、適切に事件を処理している」と述べ、デモ参加者らの身柄拘束を示唆した。
 また、警官隊が「群衆を解散させるため、限られた量の催涙弾を使用し、威嚇発砲をせざるを得なかった」とし、多数の警官が重傷を負ったと報じた。放火や略奪の激しさを伝えるとともに、「女性や子供も見境なく、通行人に襲い掛かった」と暴徒ぶりを強調している。


産経新聞中国総局記者の福島香織さんのブログ↓。

チベット暴動の悪夢再び!五輪どころじゃねぇ!

2008/03/15 00:23


■チベット民族蜂起49周年の3月10日にラサでおこった僧侶に対する公安、武装警察らの暴力以降、14日、ついに暴動に発展してしまいました。ラサが燃えています。

■11日にセラ寺でおこった抗議デモは催涙弾で制圧されました。このあと、ジョカン、デプン、セラのラサ3大寺院は人民解放軍に包囲されていました。数千人規模のデモ隊と武装警察が衝突、警察の発砲して2人が死亡した、と自由アジア放送が報じました。セラ寺では、僧侶らが抗議のハンストを行って、当局の暴力に抗議しています。2人の僧侶が、抗議の意味で手首を切って重体。

■今、ラサの友人とチャットしています。14日、街は中国系商店などが焼き討ちにあいました。この日の午後7時ごろ、娘熱路と2環路の交差点あたりで、衆人環視の中で3人のチベット族が撲殺されたそうです。誰に殺されたの?「そんな怖いこと聞かないで!私はここで生きていかねばならいの!」。パソコンに浮き出る英語の文章を見て、自分の愚かさを恥じました。恐怖を抑えながら、チャット必死で現地の様子を私に伝えてくれる彼女を、神様仏様、どうかお守りください。。

■友人によると、このほかにもparko (八角?) エリアで男性2人、女性2人が殺されたとか。あちこちで、暴行がおこなわれているもようです。インドからは応援のデモ隊がチベットに向かっているそうです。インド警察が押しとどめようとしていますが、おしとどめらるか。ああ、私の不注意で、怖がらせてしまって、友人はラインオフです。



■中国外務省の秦剛報道官は13日の会見で、「少数の僧侶が社会動乱を起こそうと企てた。これはダライ・ラマ派の集団がチベット分裂をたくらみ、チベット人民の正常で調和ある平和な生活を破壊しようとした政治的陰謀。目下、政府と寺院民主管理委員会のおかげで沈静化している」と説明していましたが、ぜんぜん沈静化していない!


■これは中国当局の大失態です。こんな体たらくで、本当に五輪を開催するつもりなのでしょうか。デモくらいやらせてあげればいいのです。報道では、さも五輪反対がお坊さんたちの抗議活動の目的のように伝えられていますが、僧侶の願いは、政治犯として拘束されている僧侶の釈放です。この数年に急激に締め付けが厳しくなった宗教の自由です。ダライ・ラマ14世が求めるのは独立でなくて自治だ、と譲歩を見せているのに、中国側が強硬手段をとるので、ダライ・ラマ猊下のやり方は生ぬるい!と思っている一部若い僧侶が「チベット独立!!」といいうスローガンを唱えてしまうのです。

■独立が現実的に無理なのは、多くのお坊さんも認識しているのです。本当は中国がちょっと譲歩し、自治と宗教の自由、そしてチベット文化への尊重をもてば、話し合いの余地が生まれる関係なんです。実際、昨年はダライ・ラマ14世の密使が、私の聞くかぎりでも2度訪中しているはずです。

■なのに、中国側は僧侶に公然と暴力を振るいました。坊さんに暴力を振るうことが、どれほど信仰深い人々の怒りを買うか、国際社会から軽蔑されるか、わかっていない、まさか?まさか、中国の指導者ってそんなにあほなのか~?本当に五輪を無事開きたいなら、この局面で絶対暴力をふるってはならなかったのです。

■胡錦濤国家主席は、すぐダライ・ラマ14世に事態の収拾を助けてもらうよう、丁重に頼むべきです。でないと、血の気の多いチベット族の若い僧侶は抑えられない。宗教に生きる民族を抑えることができるのは宗教指導者だけなのです。万が一でも、解放軍の武力で鎮圧なんてことになったら、五輪はあきらめなければならない。

■15日はポタラ宮近くのRamucheという修道院のリノベーションという特別な日らしい。何かがおこるのか?事態は深刻を極めています。


 「独立が現実的に無理なのは、多くのお坊さんも認識しているのです」。

・・・このような決め付けをしてもいいのか、福島香織さん。

 さて、ラサ発の新華社電は15日、「デモ鎮圧のため警官隊が威嚇発砲し、催涙弾を使用したことを確認した」と発表していますが、福島さんのラサの友人の話によると、「警察が発砲して2人が死亡した」とのことです。中国では、人をめがけて発砲することを「威嚇発砲」と称するのでしょうか。

 新華社電によると、暴徒が乱暴狼藉をしている印象が強いですが、現地の人の話では、「(人民解放軍に)衆人環視の中で3人のチベット族が撲殺された」とか、「parko (八角?) エリアで男性2人、女性2人が殺された」とかと当局側の暴力による弾圧の方が酷いようです。

 「天安門事件」の際の新華社電の嘘を思いだせば、どちらを信用すべきかは明らかでしょう。

 youtubeで、今回の暴動に関する動画が2件ありました↓。


○チベット・ラサで暴動 Protests turn violent in Lhasa




○ラサで暴動、死傷者も



 デモに対して、相変わらず強権による弾圧を行う中国政府。この国は天安門事件以来、何も変わっていない。このような人権無視の態度を続ける限り、中国は先進国にはなれない。

 当初からこのような野蛮な国にオリンピックを開催する資格などなかったにもかかわらず、北京開催を決めたIOCの見識には、今更ながら疑問を感じざるを得ない。

 さらには、このような国が常任理事国として威張っている今の国連をはじめとした世界秩序に対しても大いなる違和感を感じる。

 さて、話は変わって、ラサの抗議行動に呼応した応援のデモ隊がインドからチベットに向かっていますが、インド警察が押しとどめているようです。

2008/03/13-15:57 亡命チベット人100人を拘束=「帰郷」行進を阻止-インド当局

 【ニューデリー13日時事】インド北部ヒマチャルプラデシュ州のダラムサラ近郊で13日、中国政府への抗議デモを行っていた亡命チベット人のグループ約100人が警察に身柄を拘束された。
 このグループは、今年がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世のインド亡命から49周年を迎えたのに合わせ、首都ニューデリーなどを回り、北東部シッキム州のヒマラヤ山脈ナトゥラ峠から中国チベット自治区への「帰郷」行進を計画。10日に拠点のダラムサラを出発していた。
 警察によれば、グループは約50キロ進んだところで拘束された。



そして、これがその動画です↓。
○チベット抗議デモをインド政府が抑える【香港NEWS】



 インドにはインドの事情があるのかもしれないが、チベット人に対するこの態度は厳しすぎるのではないか。昔はもっと、好意的だった様な気がするが・・・。



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