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チベット問題について言及すること、しないこと

 「チベット問題で、中国を批判する奴らは、パレスチナ問題に何か発言したか?」というような批判をする人がいますが、それに対しては、「パレスチナ問題で、イスラエルを非難する癖に、なぜチベット問題に沈黙するのか」と反問すれば良いでしょう。

 逆に「パレスチナ問題で、イスラエルを非難する奴らは、なぜチベット問題に沈黙するのか」という問いに関しては、 「チベット問題で、中国を批判するお前らは、パレスチナ問題に何か発言したか?」という痛いしっぺ返しが待っているというわけです。

 「○○について言及するくせに▲▲について言及しないのはおかしい」という主張も、「○○について何も言わないくせに▲▲について言及するのはおかしい」という主張も、ブーメランのように自分に跳ね返ってくるので要注意です。

 また、戦前の日本を戦争犯罪国家として非難して止まない人が、こう論じていたりもします、「チベットで中国が行っていることは、戦前の日本が中国で行ったことと同じだ」と・・・。もしそう思うのであれば、その人がそれまで、「戦前の日本」に対して投げつけたのと同様の、罵倒や非難を中国に対しても投げつけるべきなのにそれをしない。「同じだよ」・・・それで相対化を行ったつもりで、澄ましています。

 「同じだよ」というのであれば、「チベット問題で中国非難を行っている人たちのことを「戦前の日本」非難を行っている自分たちと同等に評価すべきなのにそれをせずに見下しているのはおかしいのではないでしょうか。同じような論法に「戦前の日本は、北朝鮮と同じだ」というのがありますが、それも同様です。

 結局のところ、何に対して非難を行うかは、その人のシンパシーがどこにあるかによるわけで、チベット人に強い同情を感じるかどうか、パレスチナ人に強い同情を感じるかどうかが言及するしないに関わってくることは、致し方のないことではないのでしょうか。個人が、世界中の民族問題について、濃淡なく平等に論評することなど不可能です。

 ただ、こうした理屈は個人のレベルで成り立つ話であり、政党や報道機関といったより公的な存在については、より公正さを求めなければなりません。

 覇権主義・帝国主義を厳しく非難してきた社民党・共産党等の左翼政党が、ソ連や中国の覇権主義的行動を黙認してきたことは以前から指摘されてきたことです。今回も彼らから明確な中国批判の声は(少なくとも私には)聞こえてきません。こうした「日頃偉そうに主張している大義よりも媚中を優先するような」態度が、彼らが国民から不審の目で見られる原因なのではないでしょうか。



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